YAMAHAが昨年発売した3輪バイクTRICITYのモニターをWebで募集していた。
TRICITY試乗モニターキャンペーン | ヤマハ発動機株式会社
「乗ったことないかたちでおもしろそうだった」のでエントリー。
当選したので借りて遊んでそろそろ2ヶ月。(もちろんノーギャラモニター)
乗っていろいろ分かってきたこと、印象をざっとまとめ。
(モニターの課題のためにTwitterやFacebookに投稿した内容とだいぶ重複します。)
借りたのは黒。(色は私が選んだわけではなく、割り振られた。)
良い意味で日本っぽい工業デザインでカッコいい。
下から煽って撮ったけれど、実際に見るとそれほど威圧感はない。
日常の移動はほとんどスクーターで長距離移動を除けば電車に乗るのは月に1回程度(バイクはほぼ毎日)。
3輪バイクはヨーロッパに行ったときにPIAGGIO MP3などをみて面白いと思っていたが、乗るのははじめて。
愛車は6年くらい乗ってるスズキのベクスター150cc。
街乗りで駐車がしやすく、高速に乗れる最小の中型バイク。
なので、乗り心地などの感覚は6年物のベクスター基準。
小型バイクであるTRICITY 125ccを中型のベクスター 150ccと比べるのはナンセンスだけれども。
また、私の印象がTRICIY共通のモノなのか、借りた機体の個性なのかは区別できていない。
2ヶ月の間で遠出はしていない。片道50kmくらいまでの日常づかいのみ。
3月の中頃、納車。
家から近く、いつも愛車の整備をお願いしている恵比寿の「グッドスピード」さん。
オーナーさんがトリシティを自腹購入したユーザだったのでいろいろコツを教えて頂き、そのまま渋谷・新宿・世田谷・千代田区あたりを散歩。
天気の良い日で散歩が捗る。
2つの前輪のおかげか、ものすごく走りも止まりも安定してる。
心配だった小回りも全く問題ない。普通の原付よりは回転半径が一回り大きくなるがUターンなどで不便をしたことは無い。
信号待ちでの追い越し?すり抜け?も全く問題ない。
慣れるまでは車幅が広いような気がして遠慮がちになるけれど、数十分して車幅の感覚が身についてくると原付感覚で運転できる。
ブレーキはコンビネーションブレーキなので慣れが必要。
後輪のブレーキかけると薄く前輪にもかかる。
この感覚が慣れるまで不思議な感じ。
ただ、難点はとにかく重いこと。
同じくヤマハの原付のスクーターが約80Kg
私のベクスターが100Kg強
トリシティが150kg強。
原付の2倍近く、中型スクータの1.5倍ほどある。
3輪でそれぞれにサス付きとは言え、この重さがいまでもかなりネック。
エンジンのパワーが結構あるので走行中はそんなに気にならない。
特に止めてスタンドを出す時に「よっこらせっ」とけっこう力を入れないといけない。
乗り始めた頃、サイドスタンドを使おうとしてよろけてサイドスタンドで左足かかとをざっくりやってしまって、肉がぷらぷらする怪我をしてしまった。しばらく痛かった。
若い女の子向けに売ろうとしている様だけれど、この重さはかなり厳しいのでは。
2割くらいは軽量化して欲しい。
もう一点、ウインカーの音が小さいのもちょっと扱いづらい点だった。
カチッカチッという音が鳴らないわけではないが、とてもちいさい。
車道でフルフェイスのヘルメットをかぶるとほとんど聞こえなくなってしまう。
信号で止まっていると、近くに止まった別のバイクのウインカー音の方が聞こえる。
そして曲がったあとに自動でウインカーが消えてくれるわけではないので、とにかく消し忘れる。
次のカーブまでウインカー点滅しっぱなしだった、ということも何度か有り。
もちろんダッシュボード上ではサインがあるのだけれどそうそう見ない。
この点はすぐにでも改善を望みたい。
おもしろかったのは、ブレーキレバーの形が左右で違ったこと。
左
右
右側がくるん、と少し前に曲がっている
左からすり抜けるときにぶつかりにくくするためだろうか。
(でも、ハンドルは一緒なので車幅は変わらないんだよなぁ・・・)
理由はよく分からず。
と言うファーストインプレッション。
もう少し乗ってみた印象は次へ続く。(近日公開)